
【大阪万博WiFi】フリーWiFiの危険性と安全に使う方法を解説
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2025年4月から大阪府・夢洲にて大阪・関西万博が開催されています。「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに150の国と地域が参加し、新しい技術や文化の交流、世界共通の課題への取り組みを目的としています。
訪れた多くの人から囁かれているのは「電波悪い!」との声。フリーWiFiも整備されているのにどうしてでしょうか?また、快適に過ごすにはどういった対策が必要なのでしょうか?まとめました。
目次
万博会場のWiFi環境は?

大阪・関西万博は万博では初めて全面キャッシュレス決済が採用されており、「並ばない万博」を目指してデジタルチケットを採用、園内マップもアプリで表示することを基本としていることから、会場内を見て回るにはスマートフォンやタブレットのWiFi環境が必須となっています。
そんな会場内ではどういったインターネット環境が整備されているのでしょうか?
提供されているWiFiのひとつに国内外で使用できる国際的な無線LAN「Open Roaming」が採用されています。これは1度設定すればどこでも暗号化された安全な通信が利用できるものです。世界基準のOpen Roamingを備えたことで、世界各地からの来場者に対応した設備が整えられました。
「Osaka Free Wi-Fi Open Roaming」の特徴と使い方
Open Roamingとは、国際的な無線LANのローミング基盤のこと。1度設定しておけば、国内外のOpen Roaming対応のWiFiスポットで暗号化された安全な通信が利用できます。大阪・関西万博会場内でも、Open Roamingを利用することができます。
利用方法は、「Osaka Free Wi-Fi」からOpen Roamingのプロファイルをダウンロードするだけ。Osaka Free Wi-Fiも万博会場内のFree WiFiもどちらも自動接続することができ、データ通信量を気にすることなくインターネットを利用することができます。
Open Roamingの魅力はセキュリティが高いこと。フリーWiFiの課題だった通信の暗号化を実現しているので、盗聴リスクが低くなりました。自動接続なので、一度設定をしてしまえばどこでもシームレスに利用することができます。
万博公式WiFiの対応エリアと通信速度
大阪府内で利用できるOsaka Free Wi-Fiとは別に、万博公式WiFiも提供されています。こちらもシームレスに切り替えることができるOpen Roamingに対応。あらかじめ必要なアプリ、またはプロファイルをダウンロードしておくことで、会場内外のさまざまなWiFiスポットにセキュリティを確保しながら自動接続できるようになります。
https://www.expo2025.or.jp/future-index/digital/wireless/
また、無料WiFiはエリアが決まっています。中央ゲート付近や大型パビリオン周辺、休憩エリア、フードコート、ステージ前広場など、人が集まりやすい場所を中心に提供されています。どこでもつながるわけではないので、注意しましょう。公式アプリではリアルタイムでWiFiの電波状況や利用可能エリアが確認できる機能も提供されています。アプリも活用して快適に利用しましょう。
混雑時はWiFiがつながらない?
「Osaka Free Wi-Fi Open Roaming」は事前に設定を済ませておくことで、会場内や周辺エリア、大阪市内でも自動的にWiFiに接続できるサービスです。これを利用できるようにしておくために、事前にOpen Roamingに登録しておく必要があります。会場でも設定はできますが、現場の回線が混雑している場合はダウンロードに時間がかかる可能性があるので、事前に設定しておく方が良いでしょう。
Step1 「Osaka Free WiFi」の接続案内に従って設定を開始
Step2 規約確認、本人確認、連絡先登録(任意)、プロファイルをインストールする
Step3 接続完了
上記の3ステップを行えばデバイスに保存されたネットワークとして登録されるので、次回以降は自動で接続されます。
一般的なフリーWiFiとの安全性の比較
一般的なフリーWiFiとOpen Roamingではどういった違いがあるのでしょうか。
大きな違いとなるのはセキュリティ面です。一般的なフリーWiFiは暗号化されておらず、不特定多数の人が利用するために情報が引き抜かれてしまうかもしれないなどのリスクがありました。その点Open Roamingは情報が暗号化されるため、情報の引き抜きや盗聴などのリスクを避けることができます。また、情報を引き抜くためにわざと公式フリーWiFiのなりすましをしている偽アクセスポイントへの接続を回避できるため、被害件数を格段に減少させることができます。
Open Roaming | 一般的なフリーWiFi | |
接続 | 自動接続 | 認証が必要 |
利用場所 | 国内外のOpen Roaming対象スポット | 対象のアクセススポット |
接続間隔 | 制限なし | 一定時間でリセット |
利用制限 | 制限なし | 制限なし |
セキュリティ | 暗号化あり | 暗号化なし |
利用料 | 無料 | 無料 |
万博WiFiの危険性

国内外から多くの来場者が集まる大阪・関西万博のような巨大イベントではWiFiを通じたセキュリティトラブルのリスクが高まります。
実際に総務省の調査で無料WiFiの安全性に対して不安を感じている人は全体の72%に上っており、フィッシング被害の相談件数も年々増加しています。こういった被害を防ぐためには事前の知識と対策が欠かせません。
公衆WiFiで狙われる個人情報とは
万博のように不特定多数の来場者が集まるイベント会場では、個人情報のやり取りも増加します。特に今回の万博はキャッシュレス決済が採用されているため、クレジットカード情報が数多集まっているでしょう。そういった場所ではWiFiを悪用して、情報が狙われるリスクが高まります。狙われやすい情報の代表例が下記表です。
狙われやすい情報 | 被害 |
アカウント情報 | SNS・メールのログイン情報を奪われる不正ログイン、なりすましによる被害 |
クレジットカード情報 | ネット決済時の入力内容から不正利用、金銭被害を受ける |
位置情報 | 会場内での移動履歴を閲覧されることで、ストーカー行為、行動監視を受ける |
端末情報 | OSバージョンやアプリ構成の情報から脆弱性の悪用、遠隔操作を受ける |
私たちは日常から無意識のうちにさまざまな情報を送受信しています。アプリ内で登録したまま忘れてしまっているような登録情報もたくさんあるでしょう。特にSNSやチャットアプリは認証情報や画像、GPS情報なども送受信しているため、注意が必要です。
「なりすましアクセスポイント」の脅威
フリーWiFiを利用する際に最も注意すべきものが「偽WiFi」と呼ばれる「なりすましアクセスポイント」です。一見公式のフリーWiFiのように見えますが、実際には悪意を持って設置されているWiFiスポットで、そうとは知らずに接続してしまうと「マン・イン・ザ・ミドル攻撃(MITM)」と呼ばれる攻撃を受ける可能性があります。これは通信が中継・傍受され、入力したパスワードや個人情報が盗まれるリスクが生まれる攻撃です。このような攻撃は、空港やカフェ、イベント会場など大勢の人が接続する場所で設置されることが多いです。悪意がある物は公式の名称にSSID(ネットワーク名)を酷似させていることが多く、ユーザーが気づきにくいことも特徴の一つと言われています。
「早くWiFiにつなげたい」という焦りからよく確認せずにつなげてしまう事から被害にあう例もあるそうなので、事前に「安全なWiFiの見分け方」を知っておくことが大事です。
万博WiFiを安全に使う方法

フリーWiFiを利用する時に専門的な知識が無くてもできる安全対策があります。それが下記図の3つの安全対策です。これらは情報処理推進機構(IPA)などの公式資料でも推奨されている基本対策なので、覚えておくと良いでしょう。
安全対策 | 具体例 |
個人情報を送信しない | SNSログインや決済操作は避ける |
VPNを必ず使う | 通信を暗号化して盗聴を防ぐ |
自動接続をオフにする | 不審なSSIDへの自動再接続を防ぐ |
Open Roamingプロファイルの事前設定
Open Roamingとは、WiFiの接続時にID認証と暗号化通信を自動で行う仕組みで、世界各地の都市や空港などでも採用されています。都度IDやパスワードを入力する必要がなくなるので、安全でスムーズに接続できるのが特徴です。さらに情報が暗号化されるため、情報の引き抜きや盗聴などのリスクを避けることができ、なりすましアクセスポイントへの接続を回避できます。
これを使うには、事前にスマートフォンへプロファイルを登録する必要があります。登録ができていれば、自動的に正規の専用SSID(インターネット回線)へ接続されます。
大阪・関西万博が公式で提供しているOsaka Free Wi-FiのOpen Roamingは、公式サイト(https://www.expo2025.or.jp/future-index/digital/wireless/)よりダウンロードすることができます。
下記3ステップで簡単にダウンロードできるので、万博会場に行く前に接続しておくと便利です。
Step1 「Osaka Free WiFi」の接続案内に従って設定を開始
Step2 規約確認、本人確認、連絡先登録(任意)、プロファイルをインストールする
Step3 接続完了
危険なSSID(ネットワーク名)を見極める
WiFiを接続する際には「SSID(ネットワーク名)」だけを信頼するのは危険です。攻撃者は間違えて選択することを狙って、公式ネットワーク名に似せて作られています。見極めるチェックポイントを確認しておきましょう。
チェックポイント | 解説 | 注意点 |
名前が似すぎている | 正規のSSIDと一文字違い、句読点の追加など | 正規運用側が意図して似た名称を使うこともあるため、他の情報と併せて判断する |
パスワードなしで接続可能 | セキュリティ設定がないWiFiは盗聴リスクが高い | 正規WiFiもオープン接続のことがあるため、"保護されていない"表示や挙動に注意する |
接続後に不自然な画面が出る | 広告表示や見慣れないログイン画面などは偽装の可能性がある | 正規も見た目が変わることがあるので過去画像と比較する |
ほとんどのスマートフォンでは、過去に接続したSSIDとは自動で再接続することがデフォルトになっています。一度攻撃者が設定した偽SSIDと接続してしまうと、知らずに危険なネットワークへと接続してしまう恐れがあります。自動接続機能の見直しも必要です。
ポケットWiFiをレンタルする
万博会場で安全にネットワークを繋げる手段として、自分でポケットWiFiをレンタルするという手もあります。
ポケットWiFiを利用するのであれば、不特定多数の人が使うフリーWiFiとは違い、自分や同行する人しか使いません。フリーWiFiのようにオープンな回線ではないので、被害にあうリスクが少なくなります。また、個々に独自のパスワードが設定されているため、周囲の人が間違えて接続する心配もなく、セキュリティ面でも安心です。
Open Roamingとは違い、WiFiルーターを持ち歩く必要がありますが、小型のものであればスマートフォンよりもサイズが小さく、鞄の中に入れっぱなしでも利用できますし、かさばりません。Open Roamingはエリアから外れるとモバイル通信に切り替わってしまいますが、ポケットWiFiは持ち歩いている間ずっと利用し続けることができます。
一方で、ポケットWiFiは本体のバッテリー消費が激しく、長時間利用には向かないというデメリットがあります。
万博を快適に過ごすなら、WiFiBOXのポケットWiFiがおすすめ

大阪万博の会場内で快適に過ごすなら、ポケットWiFiの機能とモバイルバッテリーの機能が1台に集約したWiFiBOXがおすすめです!では、WiFiBOXはどういった点が万博会場に向いているのか、確認してみましょう!
WiFiBOXの3つのポイント
1.WiFiとモバイルバッテリーが1台に

WiFiBOXはモバイルWiFiルーターです。スマートフォンサイズの本体のみを持ち歩けばよいので、かさばりません。WiFiルーターとして活用すれば、デジタルチケットやコード決済する際にもQRコードをスムーズに表示できるようになります。さらに本体には、モバイルバッテリーの機能が搭載されています。5000mAhのバッテリーが搭載されているので、一般的なスマートフォンなら1.5~2回フル充電することが可能。万博会場で充電不足になってしまっても安心です。使い方は、本体に内蔵されいる3種類のUSBケーブル(Lightning、Type-C、microUSB)から適切なケーブルをスマートフォンとつなぐだけ。バッテリー残量も確認できるので安心です。
ポケットWiFiルーターもモバイルバッテリーも意外と重要がありますよね。通信環境と充電環境、どちらも解決するために2台持ちすると意外と荷物が重くなってしまい、1日中歩く万博会場では不向きです。WiFiBOXを活用すれば、それらが1台で解決!デジタル面の不安も一気に解消できます!
WiFiBOXのモバイルバッテリーとしての利用方法はこちら
https://wifibox.telecomsquare.co.jp/pages/guide-manual#guide03
2.完全無制限プランで快適インターネット
https://wifibox.telecomsquare.co.jp/pages/unlimited
万博会場では、デジタルチケットの表示やキャッシュレス決済を使用する時など、通信環境が不可欠です。しかし、人々が同時に通信を繋ごうとすると回線が混雑してしまい、繋がりにくい環境になりやすくなります。SNS上では、入場の際に大勢の人がチケット表示のために通信したために表示に思ったよりも時間がかかるという声が多数寄せられています。
他にも、待ち時間に間に動画を見たり撮影した動画や写真をSNSにアップしたりと、1日過ごす中で自分でも気づかないうちにデータの大量消費をしてしまっているかも!
そんな状況に備えて、WiFiBOXをレンタルする際には「完全無制限プラン」を選択することをおすすめします!
制限アリのプランでは一定量のデータ消費が確認されると通信速度制限がかかる恐れがあります。それではせっかくWiFiBOXをレンタルしたのにもったいない状態に!1日快適に万博を楽しむには、完全無制限プランが一番お得です!
WiFiBOXは家族でシェアすることもできるので、複数人で使用する際には特に大容量プランにしておくと良いでしょう。
WiFiルーターのデータ容量の目安
利用シーン | 500MB | 1GB | |
---|---|---|---|
![]() |
テキストメール送信 ※1MB画像添付 |
500通 | 1,000通 |
![]() |
インスタグラムやフェイスブック連続閲覧(スクロール閲覧) ※1分約14MB |
約35分 | 約1時間10分 |
![]() |
Yahoo!のトップページ閲覧 ※3MB |
約165回 | 約330回 |
![]() |
GPSマップを使った地図検索なら ※1MB |
約500回 | 約1,000回 |
![]() |
Skype音声のみなら | 約2時間45分 | 約5時間30分 |
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LINE音声通話なら | 約14時間 | 約28時間 |
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動画ストリーミングHD画質なら | 約10分 | 約20分 |
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Skypeビデオ通話のみなら | 約15分 | 約30分 |
*短期間に大量のデータ通信または長時間接続を行うと、通信会社から通信量制限を行う場合があります。
3.利用中は24時間サポート
ポケットWiFiを借りた際「うまく通信が繋がらない」「充電したのに電源が入らない」などトラブルが起きてしまっては不安ですよね。その点WiFiBOXは、利用期間中であれば24時間365日、WiFiレンタルの専門スタッフがチャットか電話で丁寧に対応してくれます。
「国内利用でWiFiBOXを使うのは初めて」という際にもしっかりとしたサポートがついていた方が安心ですよね。もしもの時にも安心なWiFiBOXをぜひ活用してみてください。
簡単4ステップでサクッとレンタル!
WiFiBOXのWEB予約・受け取り・返却はとても簡単です!
- WEBで申し込みましょう。使用予定の国、使用したいデータ容量を選んで購入手続きをするだけ。支払いはクレジットカード、Apple PayやPayPayにも対応しています。
- 貸出する当日。近隣のWiFiBOXまで向かいましょう。ボックスに掲示されているQRコードを読み取ったら、「カチッ」と機器が出てくるのを待つだけ。貸出日よりも前に受け取りたい方は、利用開始日の2日前から受け取り可能です。
- 「カチッ」と端末がでてきたら、それを抜き出して貸し出しスタートです!電源を入れて1~2分で電波を捕まえてくれるので、パスワード設定をしてWiFiと繋げましょう。電源を入れた場所で一番つながりやすい電波に繋いでくれます。
- 返却する時はスロットに差し込めば完了!「カチッ」と音がするまでしっかりと差し込みましょう。貸出場所と違う場所のWiFiBOXに返却しても大丈夫です。

WiFiBOXの料金プラン
万博会場でWiFiBOXを利用する場合は、使用する国に「日本国内」を選びましょう。1日あたりの上限データ容量によって、1日あたりの料金が変わります。一番少ない500MBであれば440円。モバイルバッテリーとして活用する場合は「500MB」で予約。1日中好きなだけ充電できて440円なので、他社よりも安く利用できます。
また、通信環境に不安を感じたくない方は完全無制限プランがおすすめです。一見割高に見えますが、待ち時間にYouTubeなどの動画サイトを見ても通信速度制限が来ないので、ストレスフリーに楽しむことができます。
500MB 440円/日 |
1GB 660円/日 |
無制限 (速度制限あり) 840円/日 |
完全無制限 1,390円/日 |
+α 安心保障 220円/日
※万が一の事故や盗難などによりレンタル品を紛失・破損した場合、弁済金(最大25,000円)を100%免除
万博会場周辺のレンタルスポット【夢洲・新大阪・梅田・なんば】
WiFiBOXは万博会場の最寄り駅であるOsaka Metro夢洲駅改札出てすぐの自販機横に設置されています。それ以外にも、大阪府内のさまざまな場所に設置されています。
国内内外の玄関口となる関西国際空港をはじめ大阪国際(伊丹)空港。新幹線の停車駅である新大阪駅。大阪でも有料特急が停車する巨大な駅・大阪/梅田駅などには、駅だけでなくホテルや周辺の旅行会社など複数個所に設置されているので、便利な場所からレンタルすることが可能です。他にも大阪の有名観光地であるなんばでは、EDIONの入り口すぐの場所に設置されており、多くの訪日外国人客が利用しています。Osaka Metroの駅にも順次設置されており、宿泊予定のホテルからの移動の際にも便利に利用できます。
▼設置場所一覧はこちら
https://wifibox-jp.telecomsquare.net/location_list.php
<大阪市内の設置場所>
中央線夢洲駅 : Osaka Metro 南改札外 営業時間:5:00-0:30 ![]() |
新大阪駅 : Osaka Metro 中改札内 営業時間:5:05-0:05 ![]() |
東梅田駅 : Osaka Metro 中西改札外 営業時間:5:15-0:10 ![]() |
新大阪駅 : 日本旅行TiS新大阪支店 営業時間:11:00-19:00 (平日) 11:00-18:30 (土日祝) (昼時間休業13:00-14:00) ![]() |
大阪駅 : 大阪ステーションシティ インフォメーション 営業時間:5:00-1:00 ![]() |
なんば駅 : エディオンなんば本店 営業時間:10:00-21:00 ![]() |
万博会場外のWiFi環境

万博への来場に合わせて大阪観光を楽しむ方も多いのではないでしょうか?大阪市内では「Osaka Free Wi-Fi」や「Japan Connected-free Wi-Fi」といった無料の公共WiFiサービスがいくつか提供されています。その他にも商業施設や観光名所、公共交通機関が提供しているフリーWiFiもありますので、その一部をご紹介します。
大阪市内の観光地・商業施設
まず、大阪市内の観光地や商業施設等でも使える公共WiFiとして「Osaka Free Wi-Fi」と「Japan Connected-free Wi-Fi」があります。これは梅田・難波・心斎橋などの主要駅、大阪城や通天閣などの観光名所、他にもショッピングモールなどで利用できるWiFiスポットです。無料で利用できますが、一時的な接続利用を目的としているので、1回15分、1日数回までなどの制限がかけられているので注意してください。
また、カフェやファストフード店でもWiFiを提供している店舗は多数あり、訪日外国人観光客にも人気の利用スポットとなっています。店内にSSIDやパスワードが表示されているので、初めてでも利用しやすいのがポイントです。しかし、利用しやすい分セキュリティが万全でないことが多いため、情報を抜き取られてしまうリスクが発生します。個人情報の入力やオンライン決済などは避けたほうが良いでしょう。
他にも、地図と連携してWiFiスポットを検索してくれるアプリもあるので、それを使用するとスムーズに利用できるでしょう。
大阪市内の公共交通機関
公共交通機関からもフリーWiFiが提供されています。JR大阪駅や南海なんば駅、近鉄難波駅などでは「JR-WEST Free Wi-Fi」などのサービスが提供されています。これらは無料で使えることに加え、外国人観光客も安心して使えるように多言語対応をしています。設定もカンタンで、QRコードを読み取って認証ページに進むだけというワンタッチ式が採用されています。
また、市内の地下鉄や市バスでも無料のWiFiを提供する路線が増加しています。例えばOsaka Metroでは「Osaka Metro Free Wi-Fi」が提供されています。駅構内で接続する場合は、SSIDを選び、利用登録を行うだけ使用できるので便利です。ただし、利用時間は1回15分、1日に数回接続が可能という制限がかけられているので、その場のつなぎとして利用するようにしましょう。市バスでは「Osaka City Bus Free Wi-Fi」などのサービスが提供されており、空港連絡バスなどへの導入も進んでいます。これらのWiFiは速度制限がありますので、注意しましょう。
より快適に観光するためにはポケットWiFiを利用しよう
フリーWiFiは無料で使えることもあり便利ではあるのですが、場所が変わる度にSSIDを選択して認証作業をしなくてはいけません。その際に偽アカウントポイントに引っかかってしまうリスクが上がるため、注意が必要です。その点ポケットWiFiを利用すれば、利用開始時にパスワード設定をするだけで1日設定を変えることなく使用し続けることができます。
また、観光で通信を手配したい場合には特にポケットWiFiがおすすめです。観光している時には、行きたい観光地へのルート検索をしたり地図アプリを使用したりする頻度が上がります。また、撮影した画像や動画をSNSへアップする人も多いでしょう。観光時にはそういったデータ通信量をたくさん消費する利用が増える傾向にあります。その時にポケットWiFiを利用しておけば、いつの間にかデータ通信量を沢山消費してしまう心配もなく、通信速度制限を受ける心配も減ります。観光時には予想外に通信量を消費しているものとして、気を付けておくと良いでしょう。
WiFiBOXなら充電しながらWiFiも利用できる

WiFiBOXの魅力は、WiFiルーターとモバイルバッテリーの2役が1台に集約されていることです。WiFiを利用している最中でも、充電がなくなってしまった時にはモバイルバッテリー機能で充電を補うことができます。
WiFiBOXがあれば、電池が減りやすい位置情報を使ったゲームをしながらの観光も、スイスイ行うことができ、データ通信の使い過ぎによる通信速度制限を受ける心配もありません。
まとめ

今回大阪・関西万博に導入されたさまざまなデジタル技術。スマートフォンに集約されているので荷物が減るなどのメリットも多いですが、バッテリー消費や通信面で課題が出てきています。
これから万博へ向かう方は、モバイルバッテリーの手配とWiFiの利用方法を確認しておくようにしましょう。Open Roamingを使用する、ポケットWiFiを手配する、どちらにしても事前準備をきちんとして、快適で楽しい思い出を残しましょう。
著者
テレコムスクエア
事業内容
モバイル通信事業(Wi-FiルーターやプリペイドSIM販売など国際モバイル通信機器の提供)
経歴
2,000年より通信業界に従事。日本国内/海外用Wi-Fiルーターのレンタル、SIM・eSIMの販売や旅行関連事業に携わる。
また、引っ越し・入院・旅行・在宅勤務など、多様なライフイベントに合わせたWi-Fi活用方法に精通。